フィルターの条件
フィルターには、1つまたは複数の条件が含まれます。たとえば、複数のアドレスからメールメッセージを送信する人がいて、その人物からのすべてのメッセージがすべて1つのフォルダに入るようにしたい場合は、各メールアドレスについての条件とそのメールメッセージを同じフォルダに入れるという操作についての条件という2つの条件を持つ1つのフィルターを作成できます。
条件の順序は重要ではありません。メールメッセージがすべての条件に合致しなければならないか、いずれか1つに合致すればよいかを選択できます。また、否定形の条件も使用できます。たとえば、特定の単語を含まないメールメールをフィルターできます。フィルター条件では大文字と小文字が区別されません。
フィルター条件は以下の項目に基づいて設定できます。
• [差出人]、[宛先]、[Cc]の各欄の特定のメールアドレス
• 特定のサイズ未満あるいは特定のサイズを超えるメールメッセージ
• 日付
• 添付ファイルの有無
• メッセージの件名または本文に含まれる語句
• カレンダー招待
[任意]と[すべて]を利用したフィルタリング
フィルター規則内の条件は、[任意]と[すべて]を使ってグループ化できます。これらは、検索機能のトピックで説明している検索の種類(「AND」と「OR」)に似ています。[任意]が「OR」に対応し、[すべて]が「AND」に対応します。
新しいフィルター規則の条件を定義するときに[任意]を選択すると、それらの条件のうちのいずれかに一致したメッセージが一致とみなされ、そのメッセージに操作が適用されます。しかし、[すべて]を選択した場合は、そのフィルター規則内のすべての条件に一致したメッセージだけが一致とみなされ、操作が適用されます。
「含む」、「一致」、および「完全一致」オプションを使用したフィルタリング
フィルター条件には、「含む」、「パターンに一致」、および「完全に一致」という3つの比較方法があります。これらのオプションは、件名行などの項目に対して使用できます。
• [含む]は、指定した行に指定した文字列が含まれることを意味します。たとえば、「バナナ」を含む件名行を指定すると、「バナナでクッキング」や「朝食にバナナ」などが一致します。
• [パターンに一致] は、指定した行が指定した文字列に一致することを意味します。これにはワイルドカードも含まれます。たとえば、「バナ*」と指定すると、「バナナ」は一致しますが、「緑のバナナ」は一致しません。
• [完全に一致]は、ワイルドカードや代わりの文字を使わずに、指定した行が指定した文字列に完全に一致することを意味します。たとえば、件名行に対して「バナナ」と指定した場合、一致するのは「バナナ」という件名だけであり、「バナ」、「私のバナナ」、「バナナ?」などは一致しません。