フィルターの条件
フィルター規則では、アルファベットの大文字と小文字が区別されません。
条件
以下の比較テキストボックスがあります。
差出人。メールメッセージの[差出人]ヘッダーに含まれている名前を指定します。
宛先。[差出人]と同じですが、[宛先]ヘッダーに含まれている名前を指定します。
Cc。[差出人]と同じですが、[Cc]ヘッダーに含まれている名前を指定します。
宛先またはCc。[差出人]と同じですが、[宛先]と[Cc]ヘッダーの両方に含まれている名前を指定します。
件名。メッセージの[件名]ヘッダー内を検索します。
ヘッダーの名前。このオプションを選択すると、比較演算子(「次の文字列を含む」部分)の前にテキストボックスが表示されます。このオプションを使用すると、どのようなメールヘッダーでも指定できます。標準の[宛先]欄や[差出人]欄だけでなく、日付や返信先、あるいはメッセージヘッダーに含まれている可能性のあるその他のカスタムテキストボックスを指定できます。「不正な」ヘッダー(つまり、通常のメールメッセージにあるべき情報が含まれていないヘッダー)を含むメールアドレスを選別して除外できます。たとえば、自動生成された迷惑メールには、送信者や返信先などの情報が含まれていないことがあります。2つ目のテキストボックス(比較演算子の右側にあるフィールド)に、対象となるヘッダーを指定します。
サイズ。指定したサイズより大きい、または小さいメールメッセージを選択する場合に使用します。メールのサイズには、添付ファイルも含まれます。このフィールドを使用すると、サイズが大きすぎるメールメッセージを破棄できます。
日付。指定した日付より前または後に送信されたメールメッセージを選択する場合に使用します。
本文。[次の文字列を含む]と[次の文字列を含まない]のオプションがあります。メールの本文で照合する語句を指定できます。添付ファイル内の語句を照合することはできません。
添付ファイル。ファイルが添付されているメールメッセージ、またはファイルが添付されていないメールメッセージを選別できます。
含まれているアドレス。連絡先内にアドレスがあるかどうかを調べます。次のテキストボックスで、アドレスブックの場所を指定します。
以下の比較演算子があります。
次の文字列に完全に一致/次の文字列に正確には一致しない。完全に一致する項目を指定します。たとえば、[件名][次の文字列に完全に一致][バナナ]と指定すると、「バナナ」だけが一致し、「バナナナナ」や「バナナの葉でいっぱいのトラック」は一致しません。
次の文字列を含む/次の文字列を含まない。指定した文字列を含む件名のメールメッセージを選別できます。たとえば、[件名][次の文字列を含む][バナナ]と指定すると、「バナナを買いにいく」という件名が一致します。
次のワイルドカード条件に一致/次のワイルドカード条件に一致しない。メールフィルターの比較テキストボックスでは、1つまたは複数の文字を表すワイルドカード「*」を使用できます。たとえば、「バナナ*」に一致する件名を指定した場合、「バナナナナ」や「バナナシェイク」などが一致しますが、「我が家の自慢のバナナシェイク」は一致しません。
操作
受信箱に維持。メールを[受信箱]に保存します。どのフィルター規則もメールメッセージに一致しない場合は、デフォルトでこの操作が適用されます。
メッセージを破棄。メールメッセージを配信しないで削除します。このメッセージは、[ゴミ箱]フォルダを含め、どのフォルダにも保存されません。
フォルダ内に保存。メールを指定のフォルダに移動します。
タグ付けに使用。一致するメッセージに指定のタグを付けることができます。
マーク。[既読]または[フラグ付き]を選択します。
アドレスに転送。メールを指定のアドレスに転送します。
複数の操作
複数の操作で構成されるフィルター規則を作成できます。規則の複数の操作の組み合わせは、以下のように解釈されます。
受信箱に維持。複数の「維持」操作を指定できますが、[受信箱]に保存されるメッセージのコピーは1つだけです。
メッセージを破棄。他の操作と組み合わせた場合、「破棄」は無視され、他の操作が実行されます。
フォルダ内に保存。複数の「ファイル情報」操作を実行すると、複数のメッセージコピーが異なるフォルダに保存されます。指定したフォルダが存在しない場合、そのメッセージは[受信箱]に保存されます。
タグ付けに使用/マーク。これらの操作は、最も近い先行操作から返されたメッセージに適用されます。複数の「ファイル情報」操作がある場合は、いくつかのメッセージコピーにはタグが付けられ、それ以外のメッセージコピーにはタグが付けられずに保存されます。
アドレスに転送。メールが指定のアドレスに転送されます。